徒然なるままのブログ。日記とも言う。

2010年8月21日土曜日

ものはついででDD-WRT化

ものはついででBuffalo WZR-HP-G300NH をDD-WRT化してみた。

DD-WRTをいれると無線の安定性が上がるらしいのでちょっと興味があった。

この無線ルーター、ちょっと問題ありだと思う。ファームウェアは最新の1.74をいれているものの無線の安定性が悪い。たまに切れ、アクセスポイントも見つからなくなる場合がある。

特に会社のDellのノートPCと相性が悪く、30分くらいで大体切れやがる。

こないだ買ったThinkpadだと3時間くらいで切れるという感じ。

買い換えてやろうかとも思ったが、その前にちょっと試し。カスタムファームで治ればラッキー程度。



まずは注意事項。日本で販売されているWZR-HP-G300NHはリージョンチェックのようなものが入っているようでそのままではDD-WRTで配布されているファームがあたらない。

��らしい。今の最新版はMULTIとなっているのであたるかも?試していない。)



また、WZR-HP-G300NHでUSBにHDDをぶっさしてNASとして使っていた場合でHDDをXFSフォーマットで使っていた場合はそのままそのHDDは使用できない。DD-WRTではFAT32、ext2,ext3でしか使えない。そしてDD-WRTファームではディスクのフォーマットが出来ないのでフォーマットするための仕組みを別途用意する必要がある。

NASとしての使用の場合、Web設定画面で設定できないのでSSHやTelnetで直接入ってsmb.confとかを自分で書く必要も出てくる。

昔のバージョンではsamba自体が組み込まれてなかったので大変だったみたいだが今の最新のDD-WRT v24-sp2 (08/07/10) std はsmbdやnmbdは組み込まれている。ただ、それがWeb設定画面から操作できないだけ。

<追記>あと、どうやら2GB超のファイルをサポートできない様子。

これはsamba云々ではなくカーネルがサポートしてないっぽい。試しにTelnetで入って実行してみた。

root@DD-WRT:/mnt# dd if=/dev/zero of=3GB.dummy bs=1024 count=3000000

dd: writing '3GB.dummy': File too large

2097153+0 records in

2097151+1 records out







 そしてこれはルーター上で動作する、いわゆるembbededLinuxなので/etcなどがreadonlyファイルシステムとしてマウントされている。したがって通常のLinuxではなく組み込みLinuxの知識や経験がないとハマるかも。

ポイントはmount bind。



要はわからない人は絶対に手を出さない方が良い。「もう捨てるからいーらね」や「ぶっ壊れたこともネタだ」くらいの気持ちでやるべきこと。





てなわけで用意するもの

・wzrg300nh-firmware_JP.bin

  日本のWZR-HP-G300NHに入れられるようパッチを当ててくれた奴。DD-WRTのForumからダウンロードできるが、ダウンロードするためにはユーザー登録が必要。

・最新版のWZR-HP-G300NH用DD-WRTファーム






Naotos版暫定手順 暫定も何ももう2度とやらないだろうからメモ。



1.ノーマル状態のWZR-HP-G300NHとPCをLANケーブルで接続する。また、DHCPではなく静的にIPアドレスなどは設定しておく。

 ・DD-WRT書き換え後はDHCPと無線LANが無効になっていることに注意

2.ノーマルのWZR-HP-G300NHの管理画面にログインし、ファームウェアのアップデートでwzrg300nh-firmware_JP.binを指定して書き換え。

3.書き換えが終了したらブラウザからhttp://192.168.1.1を指定してDD-WRTの設定画面に入る。ユーザーIDとパスワードの変更画面が出てくるはず。適宜変更する。

 ※192.168.1.1はNaotosが元のファームでもルータのIPアドレスをこれにしてたからなのか不明。DHCPが動いてないのでPCのIPを手動設定しないといけないことに注意。

4.DD-WRTの管理画面上でファームウェアを今度は最新版のファームを指定してアップデートする。

 ※wzrg300nh-firmware_JP.binのバージョンがいくつか見てなかったなそういえば。

5.書き換えが終了して再度ブラウザからログインしてDD-WRTの設定画面に入れればとりあえずOKでしょう。その後各種設定を行う。無線LANの地域設定は日本にしたほうが良いでしょうな。








その後Telnetから入って無事Sambaの設定も完了。Telnetやsshはユーザーはroot、パスワードは3で設定したユーザーのパスワードで有ることに注意。



ext3フォーマットしたHDDを準備するのに、Linuxを上げるのが面倒でParagon Backup & Recoveryのフリー版を使用したんだけど、使い勝手よりなにより

paragon


左上のアイコンのギアのピッチが合ってないのが気になって仕方がなかった。



DD-WRT化して無線は切れなくなった感じがする。とりあえず今日の朝7時くらいからDellのPCもThinkPadも無線は切れてない。



まあ買い換える覚悟ができたらその前にやってみるのもありレベルで。

誰も保証はしてくれないし。

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