徒然なるままのブログ。日記とも言う。

2008年8月31日日曜日

スキッド (XRAYセッティングマニュアル翻訳)

スキッド

訳注:SQUATでスキッド?スキッドは和製英語なのかな?これは普通
  スクワットと発音すると思いますが一般的にいうスキッドですので
  スキッドとします。
  

スキッドはソフトのスプリングを使用せざるを得ない状態で加速時に後ろが
沈みすぎてしまう場合に調整する場所です。アンチスキッド(リア前上がり)
の利点はレースのスタート時に加速が良くなることです。車の荷重移動による
力が100%ソフトスプリングにかかるのを防ぐためにアンチスキッドはいくらかを
リアロアアームにかけ、ロアアームの動きで吸収させるのに使われます。

プロスキッド(リア前下がり)はコーナーの入り口での曲がりとコーナー出口での
リアグリップを増加させるのに使われます。これは低グリップのアスファルトの
路面で有効です。

これらは車を横から見たときのリアのロアアームの角度で決定され、リアの
後ろピポッドブロックがリア前ピポッドブロックより高い場合はプロスキッド、
低ければアンチスキッドになります。


・リアスキッド調整による影響

 アンチスキッド:リアのアームの後ろ側が下がった状態であり、リア前ピポッド
    ブロックがリア後ろピポッドブロックより高い状態です。(前上がり状態)
・コーナー入り口でリアのサスペンションが持ち上がるのを防ぎます。フロントの
スプリングを硬くしたり、リアのドループが少ない状態では多分スロットルOFFの
状態では曲がりが弱くなります。
・リアサスペンションがロールの最高点に達するまでが早くなります。コーナー
中盤の曲がりがスロットルを入れるまで弱くなります。
・コーナー出口でのリアサスペンションの沈み込みを防ぎます。スロットルを
入れた後でリアの荷重移動が少なくなり、コーナー出口でのリアのグリップが
減少するためスロットルON時の曲がりが良くなります。
・大きい、もしくは連続したバンプを越えるリアサスペンション能力が増加します、

 プロスキッド:リアのアームの後ろ側が上がった状態であり、リア前ピポッド
    ブロックがリア後ろピポッドブロックより低い状態です。(前下がり状態)
・リアのドループが小さすぎてリアが持ち上がらなければコーナー入り口にて
フロントへの荷重移動が増え、リアのグリップが減少するためスロットルOFF時
の曲がりが良くなります。
・スロットルを入れるまでのリアのグリップの減少によりコーナー中盤での曲がり
が良くなります。
・コーナー出口でスロットルを入れるとリア側に荷重移動が増え、リアのグリップ
が増加するため、スロットルON時の曲がりが弱くなります。
・大きい、もしくは連続したバンプを越えるリアサスペンション能力が減少します。
・低グリップのフラットなアスファルトでゴムタイヤを使用したときに良いです。
    
    
訳注:しかし、訳していて思うのですが本当に「あちらを立てればこちらが立たず」ですね。



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