徒然なるままのブログ。日記とも言う。

2008年8月25日月曜日

アッカーマン(XRAYセッティングマニュアル翻訳)

アッカーマン

アッカーマンはステアリングを切るときに内側と外側の前ホイールが描く
「弧」の違いを制御します。 内側のホイールはどんなコーナーでも外側より
小さな「弧」を描きます。 タイヤ得られるグリップ量はコーナリングで描く
弧の大きさとスピードにより作られる各ホイールの「スリップ角」により
設定されます。
(訳注:スリップ角-slip angleって何?タイヤの曲がっている角度のことかな?)

いくつかのタイヤでは、あなたは内側と外側のタイヤの「スリップ角」に大きな
違いを必要としますし、必要としない場合もあります。XRAYの車ではサーボセ
イバーの大きさと設計によりサーボセーバーが中央から外れた状態では内側の
ホイールが外側のホイールより大きな角度を持つように設計されています。
この内側と外側のホイールの角度の比をアッカーマンと呼びます。
これはサーボセーバーとアップライトにつなげているロッドで調整することが
可能です。
左右のロッドが一直線になるように調整すると強いアッカーマン効果が内側の
タイヤに発生します。

スリップ角は車が低速状態で前にのめり込んでいるときとスロットルを入れて
タイヤが車を前方に引っ張っているときでそれぞれのホイルで違う役割をします。
アッカーマン調整のゴールはスロットルOFF時とON時に一貫した弧を描いて曲がる
事であり、内側のタイヤの舵角が大きすぎてコーナーで転がらずに引きずらない
ようにすることです。
もし、車がスロットルOFFの時は良いがONの時に押されるのであればアッカー
マンを強くし送信機のEPA/Dualレートを減少させてください。
(訳注:プッシュアンダーってやつですかね?)
もし、ON時は良いがOFF時に押される、もしくはコーナー中盤で前の内側のタイヤ
からチャタリングが聞こえるのであればアッカーマンを弱くし送信機のEPA/Dual
レートを増加してください。
(訳注:タイヤが鳴くって事だと思います。内側のタイヤが鳴いているって
どうやって判断するんでしょうね。)

ステアリングロッドの角度はサーボセーバーのロッド位置を変えるかアップライトの
ロッド位置を変えるかで変更できます。

(訳注: XRAYのステアリングは以下のようになっています。
8f3f5250.jpg

以下これを前提に読んでください。またこの写真のようにXRAYは上から見て
ハの字型にロッドが付けられるようです。Pro-Dの場合は逆ハの字です。
ハと逆ハで違いがあるのかはわかりませんが要はまっすぐにするとアッカー
マンが強くなるってことです。)

1.InnerAckermann Position (サーボセーバー側)
 サーボセーバーの位置を前後に変えることは最も強いアッカーマン効果を持ちます。
  前方:アッカーマン効果減少(ステアリングロッドに角度がつきます。)
  後方:アッカーマン効果最大(ステアリングロッドは一直線になります。)
2.Outer Ackermann Position(アップライト側)
 アップライト上の位置を変更することによりアッカーマンをさらに変更することが
 できます。
  前方:アッカーマン効果増大(ステアリングロッドが一直線になります。)
  後方:アッカーマン効果減少(ステアリングロッドに角度がつきます。)
  
注意:路面グリップが低い場合は強めのアッカーマン、良い場合は弱めの
アッカーマンをおすすめします。
 



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