徒然なるままのブログ。日記とも言う。

2013年7月2日火曜日

Kindle Fire HD 8.9" fastbootのTips

ちょっとハマったので書いておく

Kindle Fire HD 8.9"はfastbootモードに入るための方法がまだ確立されていない。他機種の様に「決まったボタンを押しながら起動」や7インチモデルのようにfactory cableを挿すといった手法ではfastbootモードに突入しない。
fastbootモードに入るための方法は、PC上で

fastboot -i 0x1949 getvar product

を実行して
< waiting for device >
が表示されている間に「通常の」MicroUSBケーブルで電源OFF状態のKindle Fire HD 8.9をPCに接続する。そうするとKindleが起動しfastbootモードに入る。

ここで問題が有り、これを実行するには先に一度でもKindle Fire HD 8.9をPCに接続して、Kindle側でADBデバッグを有効にした状態でUSBのドライバインストールしておく必要がある。そうしないと物理的にUSB接続してもデバイスドライバの問題でfastbootがKindleを認識できない。

ゴニョゴニョしすぎてKindle fireロゴ→Factory Resetの画面になるような仮文鎮状態、あるいはboot loopと言われる状態にKindleが陥ってしまった場合、USBの接続がKindle fireのロゴ表示部分で「一瞬」接続され、すぐに切れてしまい、Factory Resetの画面に行ってしまう。つまりはADBのドライバをPCにインストールすることが出来ない。

まあゴニョゴニョしすぎた時点でADBのドライバはPCに入っているはずだけど、例えばそのPCを再インストールしちゃったりするとこの困った状態になる。

ちなみに正常なKindle Fire HD 8.9を他人から借りてきてドライバをインストールさせても意味が無い。その正常なKindleではfastbootはできるけど仮文鎮の状態のKindleではやはりドライバの認識の問題でfastbootできない。(確認済み)

いろいろ試したり検索したりして対処法がわかったのでメモしておく。

この場合の対処法は
��.まずはKindle Fire HD 8.9のデバイスドライバを何処かから探してPCにインストールしておく。ごにょごにょした人なら楽勝ね。

��.Windowsのデバイスマネージャを開いて電源OFF状態のKindleをUSB接続し、一瞬表示される「Jem-PVT-Prod-04」の表示を捕まえて右クリック→プロパティを選択、ドライバの更新を選んでコンピュータを参照してからコンピュータ上のデバイスドライバーの一覧から「Kindle Fire」を選択する。「Android Composite ADB Interface」をインストールすることになるが、そこで警告の画面が出るのでそのままにする。

��.KindleにつながってるUSBケーブルをPCから引っこ抜いて、Kindleの電源をOFFにする。ちなみにboot loopに陥っちゃってる人はKindle fireのロゴが出ている最中に電源ボタンを押しっぱなしにすれば電源が切れるはず。

��.PCで
fastboot -i 0x1949 getvar product
を実行。 < waiting for device >の状態にさせる。

��.2の警告画面を最前面にして電源OFF状態のKindleをUSBで接続する。USBが認識(Windowsならなんか音が出るはず)したら2の警告の画面の「はい」をクリックする。
認識音が出たらすぐクリックする感じで。タイミング命。

これでfastbootに突入させることが出来る。


ごにょごにょするのは好きなので色々いじってみたが、StariROM(1.2)は何度やっても導入できなかった。flashするのがsystemだけなので日本語版でファームが新しいのが原因かなと思い英語版の8.1.4までバージョンダウンして試してみたがそれでもダメ。(8.3.0じゃないとダメなのかも。)

そうそう、8.1.4までバージョンダウンすると日本語が選択できず、Amazon.co.jpのアカウントでは端末登録できないので注意。最新に戻すのは簡単でAmazonからダウンロード用のファームを落としてきてKindleにコピーして、Kindleの設定画面からAbout→Update Your Kindleのボタンをクリックすれば良い。
ここで注意なのが8.3.0以下の場合InternalStorageの直下ではなく「kindleupdate」フォルダの下にアップデートファームをコピーすること。InternalStorage直下でよくなったのは8.3.0以降でそれより以前はkindleupdateというフォルダの下に入れないと認識されず「Update Your Kindle」のボタンが押せない。


Kindle Fire HD 8.9は良いデバイスだと思う。Google Playが利用できないなど欠点はあるけどかなり綺麗なディスプレイ、なにげにステレオのスピーカー、そして今なら3000円OFFで32GBモデルでも26000円ちょい。安い。
通常のAndroidのようにするまでごにょごにょすると結構骨だし、スキモノしかやらねえだろってレベルのことになるけど、rootを取ってGoogle Playを入れて使うレベルまでなら簡単。

実際問題ドルフィンブラウザを入れてFlash PlayerをインストールするとiPadよりWebブラウジングに使えたりする。iPad1の買い替えを考えている人にはすごくアリな選択肢だと思う。iPadというかiOS系の問題点として

・NASの中に置いてある動画や自炊した本(zip)をそのまま見る事ができるアプリが存在しない
��一旦デバイスの中にダウンロードしなければならない)

っていうのがあるんだけど、Androidはこれができちゃうのが良いんだよ。



今なら「3000円OFF」につられてヘビーにゴニョゴニョする用と通常に使う用に分けようなんて馬鹿なことを考えてもう一台ポチってしまったのはどうかと思うけどね自分でも。

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